日本財団 図書館


 

6.内航船用機関分析システムの技術開発内容、概略構成および開発スケジュール

本調査結果から、内航船用機関分析システムは、「主機関運転データの全体把握分析」を行うことができ、「燃焼状態」、「ピストン・シリンダライナ摺動部の状態」、「クランク軸等回転・摺動部分の状態」の把握分析ができるシステムが必要である。さらに、モニタリング機能・診断機能・予知機能があり、費用対効果、信頼性、操作性が優れ、合理的な価格であることが要求される。ここでは再度、具体的な開発技術内容について整理しまとめる。また内航船用機関分析システムの概略構成の提示および開発スケジュールの検討も行う。

 

6.1具体的技術開発内容

(1)燃焼状態の把握分析の技術開発内容

?安価かつ信頼性のある筒内圧センサの開発。

?振動センサによる燃焼状態異常検出技術。

?表6−1−1のセンサ・測定方法(前項?、?の筒内圧センサ、振動センサも含む。)および排気ガス温度等の既存の温度、圧力データによって表6−1−2の診断を行う技術。

 

表6−1−1計測項目、計測箇所およびセンサ

099-1.gif

 

 

 

前ページ   目次へ   次ページ

 






日本財団図書館は、日本財団が運営しています。

  • 日本財団 THE NIPPON FOUNDATION